ホテルワークをはじめよう（上級編）

初級編では、まずホテルワーク（ホテルでテレワーク）するときに、選び方や気をつけるポイントなど、基本的なことをお伝えしました。

今回は上級編。せっかくだからテレワークだけではなく、仕事中どう過ごすか、仕事が終わってからの楽しみ方など、上級者ならではのポイントをお伝えします。

ホテルワークで重視することは？

まず、ホテルワークで何を重視するか？ というので、ただ部屋を選ぶだけではなく、ちょっと別な視点でも選んでみましょう。もちろん、そりゃ仕事しに行くんだから、仕事のしやすさだよ、というのが一番重要です。でもその「仕事のしやすさ」っていうのも、人それぞれ、その日の気分によっていろいろあると思います。

• 仕事しやすい環境（机、椅子など）
• 広い部屋で仕事したい
• 人の気配が少しあった方が落ち着く
• 仕事だけじゃなくリフレッシュしたい
• 美味しいものも食べたい

ぱっと思いつくだけでもこれだけあります。
それぞれ、具体的にどういうものがあるでしょう。

仕事しやすい環境なら

ここまで重厚なインテリアの部屋はなかなか縁がないのですが、いわゆる高級ホテルならしっかりしたデスクや椅子が用意されています。客室もクラスによって凝った調度品があったりします。実際にハイクラスホテルを利用した時は、しっかり仕事スペースが確保されており、椅子も立派で感動しました。

ただ、ビジネスホテルではない場合は、部屋に「デスク」ではなく「テーブル」それもカフェテーブルのような低いものしかないことも。そうした場合は、ダメ元でフロントに相談してみるのも手です。デスクを貸してくれることもありますし、空室があれば部屋を替えてくれることもあるかも。

もちろん、あらかじめデスクがあるかどうか問い合わせてから予約するのが一番です。

広い部屋で仕事したい

デイユースプランはお部屋タイプおまかせのこともありますが、ホテルによってはデラックスルームを選べる場合もあります。また、もともと広めのツインルームがあるホテルもあるので、予約時に確認してみましょう。

2〜3人で集まって広い部屋で仕事をするのもおすすめです。
2人利用までのプランしかない場合は、ホテルで3人利用できる部屋はないか問い合わせてみるのもアリです。

人の気配を感じながら仕事したい

しっかり集中したくてホテルでテレワークをするわけですが、静かすぎて集中できない…そんな気分のときもあると思います。気の合う仲間と同室で一緒に仕事をするというのもアリですが、雑談をしたいわけでもない…。そんな時は、コワーキング・スペースなど、仕事ができる共有スペースがあるホテルを選ぶといいと思います。席がびっしり埋まるということもさほど無いので、ある程度人の気配を感じつつ、静かに仕事することができます。

また、テラス席があるホテルもあります。外の空気に触れながら仕事をするのも気分があがってよいと思います。

オンライン会議や機密性の高い仕事の場合は客室へ移動するなど、臨機応変に場所を変えられるのもメリットです。

仕事だけじゃなくリフレッシュしたい

温泉や大浴場があるホテルなら、仕事が終わったあとに汗を流し、ゆっくり湯船につかってリフレッシュできます。もちろん、部屋のバスルームで好きな入浴剤を入れたりして、ゆったり過ごすのもいいと思います。私は広いお風呂が好きなので、温泉、それも天然温泉があれば幸せになります。

温泉好きな方は多いですよね？ 最近はビジネスホテルも温泉や大浴場があるところが人気です。さらにサウナもあったりと、みんなお風呂大好きじゃないですか？ びよみとびよこは温泉大好きです。

ビジネスホテルは、利用客が男性メインだからと思いますが、男湯の方がそもそも広かったり、露天風呂が絶景だったりします。でもこればっかりはどうしようもないですもんね。その分、女湯は空いていることが多いので、これはこれでラッキーですね。

本当にスッキリとリフレッシュできるので、温泉や大浴場つきのホテルはおすすめです。
ホテルに近接した温浴施設の利用券がついてくるパターンもあり、これもたくさんの種類のお風呂を楽しめるのでおすすめです。岩盤浴も最高です。

注意点としては、デイユースでは大浴場の利用無しという場合もあるので、プラン内容に含まれているかしっかり確認しましょう。また、チェックアウトの時間も気にする必要があります。仕事＋お風呂だと、9〜12時間など、少し長めの利用時間が設定されたプランを選びましょう。

やっぱり美味しいものも食べたい

せっかくホテル利用するなら、やっぱり美味しいものが食べたい！
という方におすすめなのが、ランチビュッフェ付きのデイユースプラン。

仕事中のランチタイムにホテルビュッフェを楽しんじゃいましょう。ビュッフェ料金＋客室利用料金で、金額は少し高くなりますが、内容はとてもお得なことが多いです。また、ビュッフェもコロナ対策をしっかりしているところがほとんどなので、安心して料理を楽しめます。

コロナ対策の例としては、レストラン入り口での検温、手の消毒。料理をとるときはマスクと用意された使い捨て手袋着用。スタッフに欲しい物を伝えてお皿にとってもらうシステムのところもあります。テーブル席も隣と十分な距離があって安心です。

また、ホテル利用券付きのデイユースプランもあり、ホテル内のレストランの割引券がついてきたり、クーポンがついてくるプランもあります。その日のうちに使用しなければならないこともありますが、後日系列の別ホテルで利用可、という場合も。仕事もしつつ、美味しいものをお得にいただきましょう。